力のある者は騒がない。
力のある者ほどじっとしていて働きかける。
真の道徳は、言葉の終わったところから始まるのだ。
~ アルベルト・シュバイツァー ~

今日の日曜日は
とても良いお天気で行楽日和の北海道でしたが、
やっぱりね…雨女の私のこと、、
彼と過ごしたGWのお休みはあいにくのお天気で寒いッ
何処に行こう?
どうする?
な~んて、5月4日。
せっかく早起きしたのにカーテンを開けると雨。。。
暫くは止みそうにない窓の外を眺めながら
天気予報と日程を照らし合わせては
グダグダと話しあってはみたモノの・・・、、
あまり遠出をしてもこんな天候じゃ、疲れに行くだけ
だよね?
って、当然ながら若くはない二人でした(笑)
そこで、この日はとりあえず桜は外せないって事で
車で1時間半…片道約100km程のドライブに決定(^^ゞ
新ひだか町の「しずない桜まつり」へ行って来ました

ここ「二十間道路桜並木」は、日本一の桜並木と称され
エゾヤマザクラが道路幅二十間、延長約8キロメートルに
延々と植えられて、とても見応えのある並木道なのです。
道の両側は放牧場になっていて、そこには競走馬が飼養
されています。
内地(笑)の桜を観て知ってしまうとね、、北海道の桜って
華やかさがないな~っていつも思います(^^;)。。。
ここより、少し車を走らせると…、
新冠町のサラブレット銀座があり、壮大な牧場では現役の
優駿・競走馬に逢えるのです
途中で立ち寄ったのは懐かしの名馬『ハイセイコー』のお墓

この日5月4日は、
丁度、命日だったので、墓碑に手を合わせて来ました。。。
さすがと思ったのは、亡くなってから16年も経つのに
いまだにファンの方なのかな?沢山の供物とお花が手向け
られていました
やっぱりね、、お馬には人参なんだな~なんて微笑ましい
そして、ここに来たからには外せないのが『オグリキャップ』
が眠る優駿記念館です。

正面にオグリキャップ号等身大馬像を見ることができます。
到着時間が閉館時間を過ぎていた為、墓碑に手を合わせて…

この頃から、雨も上がり空が明るくなってきたので、、
もう一度「二十間道路桜並木」へ引き返して帰路へ着きました
と。。。ここまではまぁまぁ順調に楽しんだのですが、、、
その帰路の途中での出来事。
なぁ?今、お婆さんらしき人が倒れて
手を振ってたんだけど…?
えっ?お婆さん???
うん、、何かあったのかな~?
どこ…?
通り過ぎた後方を眺めると確かに人影があり手を振っている
様子が見えたんです。
ねぇ…? ちょっと引き返そうよ。。。
えっ?
だって、何かあって助けを呼んでるかも、、、
誰も車を停めてあげてないみたいだし…
そぅか…?
急いで彼にUターンして貰い駆けつけると、
T字路の路肩で倒れて立ち上がれずにいるお婆さんの姿。
慌てて車から降りて近づき…
どうしたんですか?
あぁ~~助けて~~助けて~~
転んじゃって立てないんだよ…
助かったよ、、、
大丈夫ですか?
車にひかれたんじゃないの??
ちがう・・・
後ろから散歩して来た人の犬に吠えられて
ビックリして転んじゃった…
えっ?!その人は??
行っちゃった…、、
助けて~~、、
どれ程の時間、こうして手を振り助けを求めていたのだろう
行っちゃったって…
助けてくれなかったの?
何処の人かわかるの?
行っちゃった…誰かわからん…
立てると思ったからさぁ…
したら、立てなかった…
まわりを見渡しても、犬を連れた人の姿はなくてね
意識状態は大丈夫みたいなので、先ずは立たせてみようと
手を貸すと、その手が血だらけで・・・
良く観察すると、後頭部から血を流していました
毛糸の帽子をかぶっていたから、この程度で済んだのかも
救急車呼ぼうか?頭を打ってるみたいだよ?
家はどこ? 近いの?
余り動かない方が良いんだけど…
いいや…家に運んで。。。お願い。。。
救急車は要らない!家まで連れて行って!
立てる? 歩ける?
心配しないでね、大丈夫だから!
本当に車にひかれたんじゃないのね?
歩けない…車に乗せて。。。
ひかれてない…
そんな遣り取りを数台の車が路肩に停まり車窓から眺めてる
ある若者は遠巻きに停め、座席から窓越しに、
『警察を呼んだら!警察っ!』 と怒鳴っている
私達がお婆さんを撥ね人身事故を起こしたかの様に睨んで
叫んで様子を伺いみていた。
心の中で…、
いや、、逃げも隠れもしないから大丈夫だし…っ。
そんな風に睨んでないで車から降りて手を貸すなりして
くれれば良いのに…薄情だな~~ って思った。。。
結局、最後まで車を降りて手助けしてくれる人が居なかった
手を貸すとふらつきながらも歩ける様子で、
彼の車に血まみれの手を伸ばし必死に乗ろうとするね
後頭部から背中に掛けても流血が滴っている…
お婆さんをそこの家まで乗せて行って?
えっ…、、わかったよ^^
一瞬、その血に躊躇した様子の彼も快くドアを開けてくれ
手を差し伸べお婆さんを乗せ自宅まで連れて行ってくれま
した。
直ぐ近くの自宅では高齢のお爺さんが帰りを待っていて、
血を流したその姿に驚かれていました
近所の親戚の方へ事情を話し、救急車の依頼をお願いしたの
ですが、やはりお婆さんは嫌がり自家用車で掛かりつけ医へ
受診すると言います。
取りあえず、後頭部の切創と血腫をタオルで圧迫保護して、
応急処置。。
何処かに骨折は無さそうな様子に安心しましたが頭の外傷
なので油断せず意識状態、四肢運動を確認しつつ…
意識が混濁したり、あくびをする様になったら危険な事、
今は大丈夫でも、数日後…数年後に症状が現れる事もある
ので、注意してあげる事を家族へ伝え、
後は、お願いして帰る事にしました。
なんだかさぁ~、、不謹慎だけど…
○○ちゃん看護婦口調になるからさ、
可笑しくて笑いそうになったさ 俺(笑)
あらっ!失礼ねぇ~~~、、
でも、こんな時って沢山の車が通っても
素通りして誰も停まってあげないものな
のね…
○○ちゃんが戻ってって言わなかったら
俺も素通りしていたんだと思うな…
誰かが停まるだろう?ってさ…
って言うか、何かに巻き込まれるんじゃ
無いかって警戒するし…
うん…確かにね?
私も声かけるまで悩んだもん…
でもさ、、あの程度で良かったんだな
フラァ~ッと出掛けて帰って来なくて
年をとってあんな事になってたら…
もしもの事になってたら動揺するよな…
そうね…
一緒に行動しなきゃダメって事ね^^
お婆さんは何とか無事に済みそうで本当に良かったです
当然、クルマの座席やらドアには血がついてしまいましたが
それでも、ビニールシートが積んであったから最小限度で
済みました。
何よりも…、何よりも…今回、改めて…
私の好きな人が彼で良かった…って思いました^^
血まみれで愛車が汚れてしまう事も嫌な素振りも見せずに
けが人を搬送する事に迅速に手助けしてくれた
車の振動でお婆さんを揺らさない様に最新の注意を払い
ゆっくりと気遣いながら運転し、支えると自分も血で汚染
してしまう事も承知で介助をしてくれた
そして…
助けた事を奢らずに自然な流れで何も無かったかのように
帰路の道中も運転してくれていた
突発的に起った出来事の対応にその人の素性が現れるのよね
桜並木も素敵だったけれど。。。
やっぱり彼の方が素敵だな~って思えた^^
そんな私達のGW中の一コマでした~~(^^ゞ、、、
~♪ ランキングに参加中 ♪~
= 共感してもらえたらポチッとしてくれると励みになります^^ = ↓ここで現在のランキングを確認出来ます↓

只今の順位 は こちら 
只今の順位 は こちら 

blogramランキング参加中!只今の順位はこちらをクリック= 1日1回 ポチッとしてくれると励みになります^^ =